AI に仕事を任せるときの、人の側の決まり
当社が自社の AI に渡している指示から、骨組みだけを取り出した公開テンプレートです
合同会社SecuROI v0.1(2026年11月6日) 無料・登録不要
AI に何を任せるかより先に、任せない操作を5つ決めました。 公開する、外へ送る、本番を変える、消す、鍵を扱う。 この5つだけを人の手元に残して、ほかは任せています。
そのまま自分の AI に渡せます。 出典(合同会社SecuROI・www.securoi.com)を残していただければ、複製・転送・改変は自由です。 置き換えて使っていただく前提の物なので、中身をどう変えても構いません。
PDF は作っていません。人が自分の AI に渡して使う物なので、そのままコピーできる形にしています。
この版(v0.1)は固定の場所にも置いてあり、新しい版が出ても消しません。 中身の指紋(SHA-256 の先頭16桁)はテンプレート本体の第13節にあります。 手元で shasum -a 256 を回して突き合わせられます。
なぜ公開するのか
社内にしか無い決まりは、少しずつ緩みます。「承認が要る」が、いつの間にか「承認が望ましい」に変わり、やがて消えます。 誰かが悪意で変えるわけではありません。その日は急いでいて、 翌日には、そこが変わったことを誰も覚えていない。それだけです。
外に出した決まりは、緩めたことが外から見えます。版と日付が付いていて、書き換えれば履歴が残ります。 当社が自分で決めた基準を下げたら、それも外から分かります。
つまり、公開していること自体が歯止めです。自分の首を絞める形ですが、そうしないと「守っています」を確かめる方法がありません。
この型の限界
この型は、指示を書く人の意思より強くなりません。
書く人が「止めてほしくない」と思えば、どの決まりも外せます。 ここに書いた決まりが効くのは、実行する権限が実際に人の手元にあり、 見張る側が組織の外にいるときだけです。
「AI が忖度を防ぐ」とは書きません。 防ぐのは人の側の仕掛けで、AI はその仕掛けを速く回すだけです。
中身(決まりが12本)
どの決まりにも「なぜそうなったか」を1行か2行付けています。 理由の無い決まりは、読んだ人が自分の現場に当てられません。
- 1承認が要る3つの場面
- 2AI に任せない5つの操作
- 3三つの軸を、同じ重さで見る
- 4検知と判断を分ける
- 5戻せるかどうかで、確かめる深さを変える
- 6同じ事実を2か所で管理しない
- 7ラベルは判定ではない
- 8数は、式とセットにする
- 9作る役と、確かめる役を分ける
- 10消す・書き換えるときの、書き方の決まり
- 11指示の出し方と、報告の受け取り方
- 12未遂も記録する
このほかに、版の履歴(第13節)と使い方(第14節)が付いています。
使い方(全部は要りません)
- まず1と2(止める場面・任せない操作)を、 自分の組織の言葉に置き換えてから渡してください。 「本番」「公開」が何を指すかは、組織ごとに違います。ここだけは最初に要ります。
- 次に3と11(三つの軸・指示と報告の形)。 軸が無いと判断の理由が残らず、報告の形が無いと抜けに気づけません。
- 4から10と12は、自分の現場で1回踏んでから足す方が守られます。 最初から全部入れても、読まれない決まりが増えるだけです。
どのファイルに、何を貼るのか。
テンプレートの第14節「使い方」に、 置き場所の見つけ方、よく使われている道具の設定ファイルの場所、 そして貼った後の見え方のサンプル(架空の会社の例)を入れています。 貼るのは本文ではなく、末尾の付録A「貼るための短い版」です。テンプレートを開く
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